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2005年02月23日

マンガ

ノー残業デーなので、帰りに本屋によってみると「蒼天航路33巻」がでていたので即買い。三国志を題材にしたこのマンガも連載開始から10年がたつところだ。昨夏、モーニング紙上で「年内完結」とあったのでどきどきしてたのだけど、まだ続いてるようだ。ボクの幻だったのか?

当初のキャッチフレーズは「衝撃のネオ三国志」。友人に進められて読み出したのだけど、登場人物がとても魅力的で、かっちょいい。そこには悪役も善人役もなく、ひたすらに乱世を生きているのだ。横山光輝の「三国志」が名著であることはたしかだけど、いちど蒼天航路の魅力に取り付かれてしまうと、横山三国志のテンポにはもうなじめない。。

実際、三国志の時代はすさまじい。三国志前夜、後漢の最盛期では人口は6000万を数えていたが、三国時代の幕開け頃には500万ほどになっていたという。もちろん戸籍上なので、戸籍に乗ってない人も相当数いたらしいが、中原は無人化したという。そんな時代に生きる人が、後世の尺度ではかれるはずがないなあと、この蒼天航路は気づかせてくれる。

で、そんな時代においても「超世の傑」といわれた曹操がこのマンガの主人公なのだけど、これまたとても魅力的だ。彼のとった数々の施策は-後世からみると気づかないが-超世的であることに気づく。そんな曹操にせまりせまって、おいこしてしまった(謎)のが、この蒼天航路だといえよう。

願わくばずっと続いてほしいものの、どうやら完結は近そうだ。最後にどんな展開になるのか楽しみだ。

投稿者 osa : 2005年02月23日 20:29

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