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2005年01月30日

eAT

会社の同期に誘われて、とまりがけで金沢の「eAT」というのに参加してきた。いろいろな分野の一線で活躍している人がやって話を聞けるらしい。同期によると、昼のセミナーは前置きにすぎず、そういった人たちと夜あかしで旅館で直にはなせるのが醍醐味だそうだ。というわけで、ちょっと出費がいたいけどいってみた。

昼のセミナーはとてもよかった。1番目はアニメ業界の人たち-押井守さん,石川光久さん,川井憲次さんといった面々-が現在にいたるまでの、過程について述べていた。彼らの誰もが今のようになるとは思ってなかったし、そんな意志もなかったそうだ。新しい領域を切り開くというのはそういうものなのかもしれない。申し訳ないことに、この人たちのことをほとんど知らなかったのだけど、たいそう有名な人たちらしい。。2番目は、映画監督、任天堂専務、コンテンツ配給会社の人といった人たちによるものだった。これはどっちかというと各人の事業紹介風になってしまっていてすこし残念だった。3番目は、アニメ演出家、吉本の広報の人、CMディレクター、明和電気といった面々によるトークショー(?)だった。へたな芸人より話がウマかった。この人たちはみなサラリーマンなのだが、みな埋没してなくて偉いなあと思った。普段会社の往復ばかりだとついつい考える事を放棄しがちになってしまうが、たまにこういった人たちの話を聞くことでいろいろ見直すことができる。

そのあと旅館で歓談する「夜塾」へ。最初に抽選会があり、そのあとに歓談があった。抽選会で、「鋼の錬金術師のDVD全13巻」があたった。額面的には金沢に行った元がとれた。会場にはお忍び(?)で、井上雄彦(によく似た人らしい)さんがいたのが感動的だった。なんでも東大の特任助教授になるらしい。そのあと朝の4:30までいろいろ話を聞く。おもに、映画監督の樋口さんの話を聞いていた。もうすぐ彼が監督するローレライという映画が公開されるそうで、これはとてもすばらしいものとの評判だそうだ。

一線で活躍している人たちは例外なく熱い。あと、考えることを放棄しておらず、細部への執着が強いというのがなんだか共通しているところのようにおもえる。また、表現への欲求が強く、それに忠実で自分のスタイルを確立しているのがかっちょよかった。それに至る過程は、彼らが望む望まぬにかかわらずかならずしも本流を歩んでないことが影響しているようにも思えた。つまり王道を歩んでいたら自覚的に自分のスタイルを確立したいとかあんまり思わないし、自分を見てくれ!というような欲求も強くならないのだ。とおもった。

そんな感じでいろいろ収穫があった。できれば来年もいきたい。

投稿者 osa : 2005年01月30日 21:15

コメント

同期新年会にいないと思ったら、セミナーでしたか。
久しぶりに会えると思ったのに残念・・・

なんだか急にバーチャルな付き合いになったね。
今度オフ会でもする?(笑)

投稿者 ㊤ : 2005年02月01日 00:42

ボクはいつでも準備OKっすよ。  <お深い(謎)

投稿者 おかね : 2005年02月01日 22:18

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