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2007年05月05日

サンフランシスコで日本食

この日のユースホステルで同室だったのは、イングランドの大学生1人と、韓国の大学生2人だった。イングランド人のほうは、大学で経営学を勉強しているそうで、とてももてそうな顔をしてる。しかしレディオヘッドのボーカルみたいな、なんか微妙に退廃的な雰囲気があり、近寄りづらい。たんなる偏見なのだが。明日ロサンゼルスに旅立つとのことだ。いっぽう、韓国のふたりは、片方が19才(若い!!)のヨン、もうひとりが25才のクーで、どちらも工学系だそうだ。

いろいろ話しているうちに、夕食をいっしょにどうか?ということになったので、市内まで食べにいくことにした。朝とおなじように、ふたたびケーブルカーにのって中心部にむかう。彼らは韓国料理を食べようとおもうのだが、というので、ボクもぜひいってみたいといった。ボクもキムチとか韓国料理は好きだべ、とかいうと、日本のキムチは日本キムチであって、韓国のとは違う。辛さが全然違うぜとかいう。たしかに、日本のキムチは日本人向けにアレンジされている。彼らにとっては、キムチのうちにはいらないらしい。奥が深い。

ほどなく中心部についた。しかし、彼らのいう韓国料理屋は、どうやらちょっとはなれたジャパンタウンにあるらしく、いきかたがよくわからないらしい。夜も暮れつつあるので、やっぱり、どっか違うところにしようという。と、トコトコあるいていると、日本料理屋「堂島庵」という店があった。彼らは、ここにしないか?俺たちはきのうも日本料理屋にいったのだが、日本料理が好きなのだ、という。ボクに気をつかってくれてるのか、それともほんまに好きなのかはよくわからなかったが、せっかくなのでいってみることにした。

ボクはアメリカでの食事に適性があるらしく、いままでのところ、どこでもおいしくいただけた。なので、とくに日本食が恋しいことはなかったが、外国で日本料理食べる機会もあまりなさそうだし、いってみるのも面白いとおもったのだ。

はいってみると日本の安食堂といった雰囲気。いい感じだ。看板には「大阪うどん」という謎の文字があった。店の名前からして、大阪出身のひとがやっているのだろうか。店内は日本人韓国人のほか、ふつうに西洋系のひともいる。

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マグロ刺身定食を頼んだ。8$くらい。マグロが肉厚でメチャおいしい。日本の刺身よりおいしかった。量も多い。

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ホームシックだったわけじゃないが、さすがにひさびさの(といっても10日ぶりなだけだが)白ごはんと醤油には感動した。わきあがる感動を胸に、醤油をムダにどぼどぼとつけて、堪能した。なんだかんだで、自分はどうしようもなく日本人なのである。

食べ終わったあと、あたりをうろうろする。ヨンはあしたで帰国するそうで、おみやげに服を買いたいとのことで、周辺にあるジーンズショップなどにつきあったり、スタバでコーヒーを飲んだりした。話をしていると、クーは明日、シリコンバレーに行くらしい。なんと偶然なことに、ボクといっしょだ。なので、一緒にいこうということになった。クーはこの日から、ダウンタウンのユースホステルに移動するそうで、明日の朝、そこで待ち合わせることにした。

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クーとわかれたあと、ヨンといっしょにバスでユースホステルにむかう。19でみるアメリカは、当然いろいろ刺激的だったようで、とてもよかったという。ボクもこれくらいのとしのときに、これていればなあ、と、いまさらながらうらやましくなった。将来の可能性がひろい19で外国を直に感じるのと、平凡な27のサラリーマンが外国をみるのとでは、必然的になにかがいろいろ違う。まだ外国を固定的な視点でみてしまうほど頭は固くなってないつもりだが、とれる行動の範囲はそうひろくない。

とか考えこんでしまった。

投稿者 osa : 2007年05月05日 11:13

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