« 出発! | メイン | デンバーまで »

2007年03月17日

カリフォルニアゼファー内の風景

列車が出発してほどなくすると、さっきまでホームにいた乗務員さんがチケットの確認にやってきた。アムトラックでは、乗車後に乗務員さんがチケットを確認し、行き先をメモ紙に書き、それをシートの上にはさむ。これで、自分の席が確定するしくみだ。

ボクのゆき先は終点emeryville。紙にはEMYと書かれる。乗務員さんが去ったあと、ほかの乗客のシートをみてみたら、あんがいEMY行きはそんなにおおくない。シカゴからサンフランシスコまで、飛行機にものらず鉄道でいくのは、まあものずきなひとだけなんだろう。

カリフォルニアゼファーは長距離列車だけあって、長旅のためのいろいろな設備がある。寝台、乗り心地のイイシート、展望車両、食堂、売店、トイレなどだ。

ボクは寝台ではなくコーチ(座席)に乗ったが、シートはとにかく広い。飛行機のファーストクラス並みにある。らしい。ボクはファーストクラスに乗ったことないからわからんけど。足をのばしても前の席に届かないほどだ。ボクの足が短いという説もあるが。リクライニングシートはもちろん、足をおくための台や、ふとももをおく台が可変になっていて、これらをぜんぶひろげるとかんたんなベッドになる。十分心地よい。ただし、毛布などはないので、自分で用意するか、厚着するかする必要がある。

070317_4.jpg

トイレは1階にあり、水回りはひととおり完備してる。朝はここで顔を洗ったりヒゲを剃ったりした。ただし、シャワーはない。寝台にはあるらしいが、貧乏コーチ席にはない。こればっかりはガマンなり。冬だし、まあ無問題。

070317_7.jpg

しばらくして、売店にいってみた。展望車両の1階にあり、飲み物やスナック、軽食を売っている。ちょっと高い。ペプシコーラを買うと、缶ペプシといっしょに氷入りのコップをくれる。$1.75。

シートを倒し、ペプシを飲みつつ、外の景色をぼーっとながめたり、もってきた本を読んだりする。こないだまで仕事に追われていたのが夢のようにおもえてきた。座り心地もいいことだし、食べ物も飲み物も完備してるし(チョット高いけど)、なんかこのままずーっと乗っていたくなる。あと、ネットにつながったパソコンさえあれば仕事でもなんでもできそうだ。。ちなみに、カリフォルニアにはwifiつき列車が登場したらしい。

投稿者 osa : 2007年03月17日 23:13

コメント