2005年03月05日

ローレライ

ローレライを観た。じつはどんなあらすじなのか知らないままみにいったので、宣伝等から「戦記物?」だとかおもっていた。実際は、カテゴリ分けするならSFだ。戦争映画を期待してみた人は途中からの展開に目が点になるかもしれないが、SFを期待している人にはとてもおもしろいものだろう。

登場人物がそれぞれとても魅力的で、彼らの葛藤はなかなか胸にくる。といった人間ドラマな一面もさることながら、戦闘シーンの迫力と映像美がとてもすごい。戦闘シーンの展開は息もつかせないし、潜水艦内の緊迫感がよく伝わってくる。日本映画もハリウッドに負けず劣らずになったのだなあとおもった(最近のハリウッドがいまいちという説も)。

設定等は、誰にでもすぐわかるといった感じではなかった。一緒に見にいった妹は設定やらがよくわかってないようだった。第二次大戦やら潜水艦やらに興味があればより映画を楽しめるだろう。

投稿者 osa : 23:59 | コメント (0)

2004年12月31日

スーパーサイズミー

スーパーサイズミーを梅田ガーデンシネマで観た。

これは、アメリカの少女二人がおこした肥満の原因がファーストフード会社にあるという訴訟に触発された監督兼主演のモーガンが、ファーストフードと肥満と不健康の因果関係を実証するために、自身が実験台となってマクドナルドのメニューのみで1ヶ月すごすというドキュメンタリーだ。

なんか日本の番組でもやってそうなネタだが(謎)、切り口は少々違う。消費者の健康より株主や企業の利益を優先する(とモーガンがおもってる)企業・団体への批判精神と皮肉が随所に込められ、学者や当事者へのインタビューを盛り込んだ、わりかし硬派なドキュメントだ。宣伝等ではあちこちにある皮肉とモーガンの無謀な挑戦ばかりがとりざたされ、なんだか色物的なイメージもあるが、実はそうではない。

後半モーガンの体がどんどん悪化していく様はなかなか笑えなく、また、いろんな事実を列挙するのはなかなか説得力があり、映画が目的としている問題提起はある程度成功しているといえる。ちょっと意見が一方的すぎな感じもしなくもなかったけど。

これ観ると、マクドナルドに当分いきたくなくなるよ。ビックマック食べたくなるけど(謎)

投稿者 osa : 23:59 | コメント (5620)