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2005年02月16日

2月16日

26歳になった。昔から友人と25になったら独立して会社をおこそうと約束していたのだけど、ずるずる年を取ってはのびのびになってる感じだ。まあ、すこしくらい(20年くらい?)遅れてもかまわないだろう。わが社の人気キャラクタの某ひげ親父も、設定上は26歳なのだそうで、とうとう同い年になってしまったのだ。子供のころは、あのひげ親父と同い年になる日が来るなんて、夢想だにしなかったよ。なんか年をとるのがどうでもいいやという気分と、直視したくないという気分でいると、あっというまに20代も後半に突入だ。

なにゆえ年をとることを直視したくないのか?ちかごろなんとなく自分の得意なこと不得意なことが見えてきつつあるからだ。もっと嫌な言葉でいうと、自分の限界の一端があのへんにあるんではないかなあという感覚をもってしまうときがあるのだ。なんかそういうこともわからないときは、なんとなくやってみたらできたりするものなのだけど、そういう冒険をすることにたいしてひどく億劫になりつつあるのがやな感じだ。と自覚してるだけまだ救いはあるかもしれないケド。もっとも、経験を積むにつれ、以前はおもいもよらなかったことができるようになったりしていることもまた自覚しているので、年を取ることもけして悪いことばかりではない。

こうしたことを考えていると、もうこの年になると、たくさんあると思っていた自分の武器のうち、実際に使えるのはそうたくさんはないことに気づく。なので、今後はその少ない武器をひたすら磨かないとならない。そのことに環境があっていないのなら、環境にあわせるのではなく、環境を変えていく必要がある。というわけで、最近のマイキーワードは、本田宗一郎さんの「得手に帆を揚げて」だ。つまり、自分の適した方向に帆をあげようということだ。どうやら大成した人は例外なくこれに成功しているようだと最近気づいた(遅)。

で、いまの仕事は-ボクの主観では-得手に風が吹いていない。もちろん風向きはかわる可能性もあるので、全力で風をこっちに向けるようにしたいと考える今日この頃だ。もしそれができないのであれば、必然的に自分か会社のどちらかに見切りをつけることになるだろう。もしくはその中間というなんだかよくわからない、でもなんか居心地良さそうなポジションを見つけるかだ(謎)。

などと、気合いを入れて考えているのも、やっぱり年をくっていく恐怖への裏返しなのだ。なにしろサラリーマンというのはひたすら居心地が良い。。すこしく不満を抑えていれば丸く収まってしまうし、べつだん人生を賭けるほどのことに手をだそうとする気にもならない。こんなことで、なにか新しいことを考えたりつくったりできるのだろうかというのが最近のテーマなのだ。

サラリーマンでもすばらしい創造や成果を残した人はたくさんいる。ようはこころのもちようだとおもうので、なんとなーく毎日を過ごしてくうちにそうしたことを忘れたくないなあと、1年に1度くらいおもいだすのもいいだろう。とおもった。

投稿者 osa : 2005年02月16日 20:34

コメント

ども。AOC仲間のけんろーです。独立してどんな職種の会社を作るんですか?>昔から友人と25になったら独立して会社をおこそうと約束していたのだけど。

非常に興味ありますなぁ。同期の1mさんと、もし独立するなら誘ってほしいなぁと昼間に話していました。おそらくおかね君のことだからゲーム会社にするのではないかなぁと勝手に思っていてどんなジャンルのゲームがヒットするなど話しておりました。また詳細分かったら連絡してほしいので、よろしくです。

投稿者 けんろー : 2005年03月06日 03:22

ゲーム会社ではないです。もはやいまからゲームソフトだけでやっていける会社おこそうとおもったら、資本と人がアホほどいるので現実的ではないです。もちろん携帯電話用ゲームソフトとかなら4−5人で制作するのも可能かもしれないですが、それだとキャリアにもうけをとられて何も残らなさそうです。ただ、もし4−5人でやっていけそうな何かがあればそのとき考えるかもしれないですます。

ソフトウエアだけでうはうは儲かることは、もう難しいかも知れません。あと、システム構築やコンサルタント業にも興味はまるでないです。やっぱりなにか新しいものがつくりなあと。もしやるとしたら、ハードとソフトが一体化した組み込み型のなにかがいいかなとおもってます。簡単にコピーされず、追従されず、自分たちにしかつくれないものが形になれば、そのとき考えます。

というわけで、いま具体的に何か考えてるものはないですよ。おきらくサラリーマンなので(謎)

投稿者 おかね : 2005年03月06日 10:05